「貿易収支、5年半ぶり黒字=原油安で1.8兆円―今年上半期」の経済状況に思う事

かつて日本の貿易収支は大幅な黒字が続き、それがアメリカを初めとする世界各国の反発を買った時期がありました。こうした状況を鑑みて自動車や電機等の輸出企業は現地生産を推進し、こうした貿易摩擦を抑えて来ました。

余り関心のある人は少ないかも知れませんが、実はこの貿易収支が、東日本大震災以降に、赤字が続いていたのです。この貿易収支が5年半ぶりに黒字となったのです。

この要因は、中国経済の失速の在庫増で鉄鋼や有機化合物などの輸出が減少し、前年同期比8.7%減の34兆5183億円と低迷しました。しかし、この輸出減以上に原油安で原粗油が38.2%減、液化天然ガス(LNG)が46.4%減少するなど、エネルギー関連が大きく落ち込み、輸入額は同17.2%減の32兆7041億円となりました。その結果、輸出から輸入を差し引いた額が、1.8兆円の黒字となったのです。

貿易収支よりも実際に国の富には経常収支が重要ですが、日本にとっては未だに国の経済の一翼を支えている工業製品などの輸出と、資源エネルギーを中心とした輸入のバランスが拮抗か少し黒字である事が重要なのです。大幅な輸入超過は国の富を消失する事であり、じわじわと日本経済を蝕む結果を招きます。

日本にとっては、上期の貿易黒字程度が確保できる事は経済にとっては、非常に良い状態と言えるでしょう。ただ、輸出減である事はエネルギー価格が高騰すれば一気に消し飛ぶ黒字である事を示しており、輸出額の増大が必要だとの課題も残した結果だと考察されます。バンクイック 審査

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